ブログ ぱりてきさすのトレード日記: 大地震のこと

2011年03月15日

大地震のこと

あれは小学二年生の頃だったと思う。文弱だった僕は図書カードのスタンプを誰よりも早く集めることに喜びを見出していた。そんなあるとき、目に留まったのが「マンガ日本の歴史」。誰でも一度は見かけたことがあると思う。日本の歴史を縄文時代からマンガで描いた作品だ。確か全13巻だったと思う。「しめしめ、マンガなら簡単に読めるはず。これでスタンプを大量にゲットだ」 そんな気持ちが過ぎっていたのかもしれない。なんにせよ、僕はマンガ日本の歴史を上限である3冊分を借りては目当てのスタンプを図書カードに3つちょこんと押して貰ったのだった。

家に帰ってから読み進めると、最初の縄文時代こそつまらない内容であったが、巻を進めるごとにどんどん面白くなってくる。早く続きが読みたくて仕方がない。それからの僕は今まで以上にピッチを上げて、マンガ日本の歴史と引き替えにスタンプをゲットしていった。そしていよいよ最終巻。背表紙にはたしか「戦後の日本」とか書かれていたと思う。見開きを開けるとそこには空襲によって一面の焼け野原になった東京の姿があった。遠くには富士山が今と変わらない姿で鎮座している。僕はこの写真を見たとき、滂沱と涙がこぼれ落ちてきたのだった。その前年に僕は親に連れられてディズニーランドに連れて行ってもらっていた。東京の街を僕は知っている。たくさんのビルが立ち並び、見たことのない数のホームに電車がひっきりなしにやってきていた。そんな東京の街がかつてはこんな焼け野原だったのかと知って、僕は感極まって泣いてしまったのだった。マンガ日本の歴史の最終巻は日本の戦後の復興を足早に描く。東京五輪と新幹線開通。高度経済成長にG7。写真撮影で居並ぶ各国の首脳の中に有色人種は日本人だけだ。僕はこんな日本という国の末席にいるのだ。なんて誇らしいのだろう。そんな気持ちで胸が一杯になった。戦争に負けた日本は見事に復興して見せていた。

今、なぜこんな思い出話をしているかといえば、それはもちろん今回の大地震を目の当たりにしたから。大津波によって風光明媚な港町は瓦礫の山と化した。多くの人々の命も失われた。だが、テレビは悲惨な映像とともにこの苦難の中で崇高な精神を発露する多くの人々の姿も映し出していた。混乱の中で整然とある姿。命がけで事に当たる人々。それぞれがそれぞれに出来ることを粛々としている姿には胸を打たざるを得ない。僕がただ吹き上がっちゃっているだけなのかも知れないけれども、やっぱり特別なことだと思うんだよ。僕は少し前まで疑っていたのだけども、翻すことにした。信じる。日本はよみがえる。何度でもよみがえる。



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posted by ぱりてきさす at 19:44| Comment(10) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
バルス!
Posted by 。 at 2011年03月15日 20:30
泣けますね。素晴らしい記事。近い将来世界各国が日本の復興力に驚き、再び「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われる日が来ると信じています。
Posted by Y102 at 2011年03月15日 20:48
そうそうそう!それ、何度でもききたい。
わたしもそう思う。
今よりもっともっとよくなってよみがえるんだよ!
Posted by keiko at 2011年03月15日 21:16
なんだかんだこの国が好きなので沈む時は一緒です

日本最高
Posted by ko-ma at 2011年03月15日 22:21
吹き上がってなんていませんよ!
今きっと多くの人が同じ想いで戦ってるんだと思います。
日本は必ずよみがえる!
Posted by アホ at 2011年03月15日 22:51
こんなに色んな文化が交錯し、発展する国はそうそう無い。
誇りに思っています。

皆で頑張ろう!
Posted by アヒル at 2011年03月15日 23:49
そのとおり。広島も長崎も原爆を落とされても美しい街になっています。今が最悪と思えばあとは騰がるだけです。日本が世界がこんなに素晴らしいんだと改めて思いました。人間もそうそう捨てたものではないのです。
Posted by よむよむ at 2011年03月16日 01:13
わたしもそう思います。
日本って素晴らしい。

あまりに共感できたので、勝手にブログで紹介させていただきました、すみません。(´・_・`)
Posted by まよ at 2011年03月16日 17:50
皆さんコメントありがとうございます。日本がよみがえるためにそれぞれが出来ることをがんばりましょう^^
Posted by ぱりてきさす at 2011年03月16日 23:45
ぱりてきさすさん、こんばんは。
悲観的になるのはごもっともだと思います。
以前、「アメリカを試しに売ってみます」と言って、今も売りのままです。
実生活から申し上げますと、私は某寿司やで働いております。地震発生から計画停電になるという日から売り上げが半減してます。現在、停電中は営業をしないで、電気がつくようになったら営業という感じで営業しています。お客様も車での移動を控えていたり、計画停電に影響を受け、外出を控えていると実感してます。今後、お店も人件費を節約するために、パートの方のシフトをカットしていくのは確実で、
こういうことが起きるということは、ほかの会社でも同等のことが起きると簡単に予想されます。そうなると、給与の少ない人は外食を控えるようになるし、外出自体を控えるでしょう。となれば、企業の売り上げも減少するのは自明の理であり、売上も下がり、給与も下がることは間違いありません。
現在の景気対策は、いち早く現在の電力不足を補うための発電所を作ることは急務で、これ以外のことに力をまずは使うべきではありません。心臓部である、都心の心停止は日本全体を悪化させる一方です。
パリテキサスさんの心配をまず解消する最初の事象は、発電所が完成し、電力供給をできるようにすることでしょう。
そうなれば、まずはひと段落となるはずです。

しかし、今後ものすごいインフレになると一部で考えられていることから、今回の災害から大恐慌になる可能性は否定できません。にんげんの想定を超す値動きは必然ですから、また災害が起きるかもしれません。

長文になりましたが、都市部の計画停電終了まで悲観で間違いはありません。

個人的に、地方の土地を購入するが吉だと思います。いち早く食糧の根幹である土(土地)を仕入れ、インフレに備えたいです。

駄文拝見ありがとうございました。
Posted by yoshi at 2011年03月18日 00:45
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