二つとも同じ負け方をしたんだけれども、それは持ち越ししたときにアメリカが暴落して大損をぶっこくというものだった。これを不運だったということにしてしまっては、勝つこともまた運のみだということになってしまうので、そうはしたくない。いっちょまえなことを言うと、この世界にはなにかしらの隠された法則みたいなものがあるという前提でその秘密を探るべく悪戦苦闘してきたわけで、今回アメリカが暴落することを事前に予見できなかったのは自分の無能に責任があるはずだ。投資行動が未来の先取りである以上、かかる未来のあらゆる出来事についての責任は投資行動を決断した自分にある。巷間を騒がせたライブドアショックで、その被害者が訴訟を起こしているけれども、この点において俺は共感できないし、見苦しいとさえ感じている。
話を今回の俺の大損ぶっこきに戻すけれども、一番の敗因は中途半端なことをしてしまったことだと思う。なぁなぁなトレードをしてしまったと強く思う。相場のモメンタムが以前とは明らかに変わっていたにもかかわらず、それに気付かず気付こうともせず、今までどおりのやり方をしてしまった。こういうときはもっと臆病に注意深く行動すべきだった。慢心が気を大きくしてしまって様々な変化の兆しを見逃してしまったように思う。
で、一番大事なことは今後どうすれば同じことを繰り返さずに済むかなんだけれども、それがまったくわからんのだから始末が悪い。アクセルをふかしぱなっしであることがもっとも安全で効率の良い相場モメンタムの時期も少なからずあったわけで、このあたりを正しくジャッジすることは困難極まる。ここも悪戦苦闘のしどころなんだろうけれども、辛いよなぁ。なんせ失敗したらガチでお金が減ってしまうんだから。考えられん。許せん。俺も誰かのせいにしたくてたまらんぞ。