前場から三菱地所を買い。ほくほくしてたら後場SGD。なにそれ。思わずしょぼ利食い。他にもヤフーを空売っていたら、後場の瞬殺垂直エレベーターをまともに喰らった。つーか、今日みたいな日はオリックスやメガバンを全力買って眺めてるってのが正しい投資家のあり方だよな。こちとら指をくわえて眺めてたけども。他にはリートをさらに買い増し。ボロ新興不動産ファンドの組成に先鞭をつけた。ポトフォの銘柄数が大きくなりすぎてかなり窮屈になってきた。
今週のヴェリタスにスイスUBS銀行の秘密口座崩壊物語が掲載されていた。書き手は尊敬する橘玲大先生。これがめちゃくちゃおもしろくてPDFファイルを載せたいくらいなんだけれども、怒られそうだから簡単に概略を説明します。
@前提としてアメリカは脱税の罪が非常に厳しい。
Aある日、間抜けなロシア人がUBSを使って巨額脱税していたことがひょんなことからばれてしまう。
B司法取引の餌を前に取り巻き連中が我が身可愛さから脱税スキームをIRS(アメリカのマルサ)に全部漏らす。
Cそのあまりに巧妙かつアグレッシブな脱税方法に当局は激怒。外交ルートを通じてスイス政府とUBSに脱税の疑いのある300人の顧客情報の提供を求める。
DUBSも手口が丸裸にされた以上、これまでのようにスイス銀行法の秘密条項を盾にすっとぼけるわけには行かなくなって、300人ならまぁいいだろうってことで情報提供に応じる。
EIRSは情報提供を受けた翌日、UBSにさらに追加で5万2000人の顧客情報を教えろと恫喝。
FUBS、ぐにゃあ。
GUBSを使って脱税をしていた人たちも、脱税を認めてしまえば財産は没収。もしUBSから資金を他の銀行に移そうものならば、マネーロンダリング(911テロ後マネロンは超厳罰化)で一生ブタ箱行き。
H脱税していた人たちも、ぐにゃあ。
超おもろす。将来映画になりそうだ。AIGのボーナス問題もそうだけれども、アメリカはオバマ政権になってから明確に強欲的資本主義にたいしてとっちめモードで対応しているよね。今後もいろいろ出てくるんじゃないかな。
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