マネックス証券が日経平均リンク債なる商品を発売。円建てでこういうリスク商品が簡単に買えるって良いことだよね。マネックス証券は手数料ボッタクリの糞証券会社だと思うけれども、こういう試みはどんどんやってほしい。
さっきから損益シミュレーションを使っていろいろと試しているのだけれども、3月11日時点での日経平均次第ではこの商品はめちゃくちゃおいしいと思う。
ポイントを考えてみた。
☆ノックインに引っかからない場合、年7%まるまる儲け。
☆ノックインに引っかかった後、株価が上昇し満期日において基準値を超えた場合、超絶大儲け。
★ノックインに引っかかった後、株価が低迷し満期日において基準値を下回った場合、超絶大損。
要するに一番おいしいパターンは3月11日以降、株価がU字に推移するパターン。これは僕の今後の日経平均予想とも合致するんだよな。この商品は今の自分にとって、かなり願ったり叶ったりの商品なのだけども、これに回せる資金がもうあまりない。それでも3月11日時点の日経平均が相当落ち込んでいた場合、当日午後2時まで買えるようなので、その時はどうにか捻出してでも買ってみたいと思う。
発売側の視点に立って考えてみた。
・ノックイン到達の場合
<△リターンもリスクもそれ程無し>
ノックインした瞬間に迷わず全力で日経に連動するポジを取って放置の一択。その後日経が↑に行けばポジが利益を生み出すから問題無し、↓に行けばあまり金返さなくて済むから問題無し。
・ノックイン未到達の場合で上げ
<◎発売側大儲けパターン>
この場合はいくら日経が爆上げしても7%の支払いで済むから、爆上げなら普通に運用すれば7%なんてもんじゃない利益が出るのでむしろ嬉しい。
・ノックイン未到達だけどほぼ横ばい・下げ
<●発売側大損パターン>
このケースが発売側の背負うリスクか。
投資環境が悪い1年になったのに、元本+7%を払い戻さないといけないからかなりキツい。
発売側としてはノックイン未到達だけど日経上がりませんでした、のケースが最大のぶっこきパターンなので、これの起こる可能性が低いと考えてるのかなあ。
発売側大損パターンでも発売側はストラングル・スワップなんかを組み合わせればリスクは軽減できるのかもしれませんね。逆に購入側もオプションを組み合わせれば、おいしいような気がしますが、オプションに関して不勉強なもので、このあたりのことはよくわからんです。
シンプルに考えると、この商品の最大のポイントはやっぱり3月11日の基準値がどうなるかだと思います。この基準値が高めだと、正直まったく欲しくないのだけれども、もしかなり下の方で設定されるようだと、大きな妙味があるように僕は感じます。