寝て起きたら首相が辞めてた。事前の報道から推察すると公明党に引導を渡されたのだろう。数合わせで公明党なんかとつるんでいるからこういうことになる。
このあいだ東京の街を歩いていたら、公明党の無茶苦茶なポスターを見つけて驚いた。いわく、「年寄り差別の後期高齢者医療に絶対反対!」とな。何が年寄り差別なのだろう。日本の過半の財を握り、最も多く医療費を使う後期高齢者たちに、適切な額の医療費の増額を求めることの何が差別だと言うのだろう。ましてや、公明党は与党であり、絶対反対したいのであれば連立をやめればよろしい。そうもしないで、言葉の上では絶対反対とのたまう神経を疑う。それは、ただ媚びているのだ。甘い言葉に釣られるアホたちに。
問題は有権者にもあって、選挙を行えば現役世代の投票率は老人に比べて低い。若者にいたっては壊滅的な状況にある。その結果、老人の老い先短い刹那的な政策が優遇されてしまう。なぜ若者は選挙に行かないのだろう。馬鹿の一つ覚えのように「選挙に行っても世の中なんにもかわらない」などと言うけれども、では何で世の中は変わるというのだろう。僕は選挙以外で合法的に手っ取り早く世の中を変える術を思いつかない。もし、若者の投票率が100%であれば、政治家は若者の奴隷にだってなるじゃないか。なぜ選挙に行かないのだろう。まったく理解できない。
話が脱線しそうなので元に戻すと、次の総理は麻生でも小池でも誰でも良いから、国民に訴えて欲しい。自分の考える将来の日本の姿を。そのためには今、何をしなければならないのかを。国民に問いかけて欲しい。あたうかぎりのすべてを使って。これこそが今の日本の政治に最も不足していて、最も必要なものだと思う。そして、それは数合わせのインチキ連立や衆愚政治の対極にあるものだとも思う。
posted by ぱりてきさす at 05:49|
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