ほんとうにどうでもいいことなんだけれども、僕は今テレビで川島なお美を見ると息ができなくなる。川島なお美が好きだとか嫌いだとかでなく、川島なお美とその周辺状況というのが耐えられないのだ。地獄。
最近の川島なお美はパティシエの鎧塚俊彦と婚約発表したのち、なんやかやのイベントで記者に囲まれては婚約生活の幸福ぶりを赤裸々に語っているのだけれども、それらが回を重ねるごとにインフレを起こしている。どんどん幸せな婚約生活が肥大化してっているわけ。なぜ肥大化しているのかといえば記者の需要に答えるサービス精神から。ここでのポイントとして「読者」の需要が無視されていることも一つの問題なんだけれども、今日は論点が散漫になるのでそこには触れない。他方、鎧塚の方は川島からケツをまくりだしているのが誰の目にも明らか。完全に川島から逃げ出してる。擬音で言うとスタコラサッサとかそんな感じ。
ここですぐに「ああ川島さん逃げられちゃいましたね。残念でしたね。」となれば良いのだ。それは不幸ではあれども悲劇ではない。そうならないことが今回の悲劇の肝の部分なのだ。
川島は相変わらず記者に取り囲まれては婚約生活のあれやこれやを語るのだが、現実味の無い浮き足立ったエピソードしか語ることができなくなった。それは破綻したのだから当然なのだが、記者はそんな川島に相変わらず幸せなエピソードを要求する。もちろん記者だって二人の間が上手くいっていないことなど百も承知だ。悪意を祝福というオブラートで包み隠して、不幸を悲劇にするための周到な作戦だ。皆考えていることは同じだろう。「いけすかない川島なお美の不幸を最大限おもしろがってやろう」ってなところだ。それに対して川島なお美はなんらひるむことなく、自分のキャラを固守し、相変わらず記者の要求に答えては幸せエピソードを捻り出してゆく。無芸で私生活を切り売りすることでしかスポットライトを浴びることのないタレントとして正々堂々と!
この特殊な共犯関係は一体なんなんだろうか。僕はこの状況の不条理、わけのわからなさに息が詰まるのだ。説明のつかなさに不安になるのだ。この結末はどんな具合になるのだろう。僕は記者の思惑どおりに「読者」になっているだけのことなのだろうか。たぶんそういうことではないんだけれどもうまく説明ができん。そして「人の不幸をおかしがるなんて酷い」とかそういうことでもないんだよなぁ。何か現在進行形で川島なお美は十字架を背負ってゴルゴダの丘を目指しているような気がする。そしてさらにややこしいことに本人もまんざらでもないっぽいのだ。自分の血はワインでできているとかつて言ってたけれども、キリストも最期の晩餐のときおんなじこと言ってるしな。川島なお美=キリストってことか。この関係性のなかでおきざりになっているのは一体なんなんだろう。だめだ。わからん。まとめきれんかった。ギブ。
posted by ぱりてきさす at 22:51|
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